愛猫2匹と渡英!ペットを連れた移住体験記

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猫2匹を連れて東京からイギリスに移住しました!

こんにちは!はじめての投稿では、愛猫2匹(ロシアンブルーのスカイとソマリのサーシャ)を連れて日本からイギリスへ移住した際の体験談をお届けします。大切な家族の一員であるペットとの長距離移動は何かと心配がつきものですが、これからペットを連れて海外への移住を考えている方の参考になれば幸いです。

また、具体的な輸出入の手続きについてはこちらの記事をご参照ください。

渡航ルートの選択:直行便 or 経由便 / 客室同乗 or 貨物室?

ペットと移動するにあたり、まずは渡航ルートを選択する必要がでてきます。

  • 最寄りの空港から直行便はあるのか、経由する必要があるのか
  • 客室同乗が可能か、貨物室のみ等の制限があるのか

移住するにはどうしても荷物の量がとても多くなります。

また、ペットのストレスも最小限に抑えるには、直行便が一番手っ取り早いです。

ただし、イギリスまでの直行便を運航しているJAL、ANA,British Airwaysの3社のうち、

ANAとJALはそもそもペットの持ち込みが許可されていませんでした(2024年6月時点)。

また、残念ながらBritish Airwaysでも貨物室に預け入れて渡航することのみ許可されております。。

猫は音や新しい環境に敏感です。日本からイギリスの(人でも疲れる)長旅を、貨物室で過ごすストレスと、空港で受け取れるまでの扱われ方が見えなく時間もかかる等不安要素が多く、私たちは直行便は断念しました。

次にペットを客室同乗一緒に渡航するルートとなると、

  • フランスまでAir Franceで航空便 → シャルルドゴール空港からオックスフォードの自宅までペットタクシーを利用 (ユーロトンネルを使ってフランスからイギリスまで車ごと移動)
  • オランダまでKLMで航空便 → アムステルダムから港までペットタクシーを利用 → フェリーでイギリスのHarwich港まで移動 → ペットタクシーでオックスフォードの自宅まで移動 

上記の通り、オランダ経由だと乗り換えが多いため、私たちはフランス経由での移動を選択しました。

以下注意点があるため、ペット同乗を検討している方は事前にエアフランスに電話で確認をいれることをお勧めします。

※エアフランスは1人1匹までのため多頭飼いの方はご注意ください

※ケージを含め8キロ以内の制限があります

※1フライト当たり、1組までしか許容されていないようです

フライトの準備:キャリーバッグと機内持ち込み品

まず、猫たちにとって快適なキャリーバッグ選びは必須です。

私たちは、機内持ち込み可能なサイズのMorpilotのソフトキャリーを選びました。(キャリー内で排泄してしまったり、暴れて傷がつく可能性を考慮し使い捨てするつもりで私たちは購入しました)

また、出国の数か月前から常時設置し、新しいキャリーの存在に慣れさせておくようにしました。

機内持ち込み品としては、

  • 自宅で使用し匂いのついているタオルケット(キャリー内に設置)
  • トイレシート数枚(長時間移動のためお漏らしした場合に備えて、タオルケットの下に常時設置)
  • おりたためるポータブルトイレ(※中に猫砂を入れておく)
  • 水飲み容器(※ペットボトルの軟水を機内搭乗直前に数本購入)
  • ちゅ〜るなど猫の好きなおやつ
  • 猫用おもちゃ
  • 猫用リード(空港でのセキュリティチェック時に備えて準備しましたが、実際は不要でした)

を準備しました。

また、キャリーをカバーするタオルケット(猫の視界を制限)の持参もおすすめです。

空港では人の行き来が多くアナウンスの音も大きいです。また、機内でも離着陸時の轟音や温度調整時にもタオルケットは役立つかと思います(私たちは持参できていなかったため、自分たちの上着を被せました)。

移動当日:日本の自宅から搭乗まで

私たちは当日家を出る直前までご飯とお水、トイレはいつものように設置しておりました。

空港では、動物の検疫を搭乗日の数日前に完了させていたため、普段と同じ方法で、カウンターにいきチェックイン。

自宅から空港までは車で1時間かかり、また念のため離陸の3時間前に空港に到着していたので、離陸前までにすでに4時間は自宅外で過ごしていることになります。飛行機の中でも恐らくトイレはできないだろうと思い、ポータブルトイレでの排泄を試みるも、2匹ともすでに落ち着きがなくトイレはしてくれませんでした。。

今回はプレミアムエコノミーを利用(ビジネスクラス以上はペット同乗不可)し、搭乗後は基本的にキャリーバッグは足元に設置。空港では落ち着いていた2匹でしたが離陸時の轟音でスカイもサーシャもパニック状態でした。。

また、離着陸時の気圧の変化が大きいタイミングではちゅーるをあげました。

14時間半のフライトでは、時々おやつをあげたり、声をかけながらで2匹とも耐えてくれました。ポータブルトイレではサーシャが一度排泄をしてくれましたが、スカイは興奮気味のためずっと我慢をしていたようです。。

もし音や新しい環境に敏感な猫ちゃんの場合は、渡航が確定次第すぐに獣医さんにご相談することをお勧めします。鎮静剤(興奮を抑える軽めのお薬)やサプリを処方してくれるかと思います。

また、機内の音を事前にYouTubeなどで検索し聞かせておくのも効果的と聞きました。

パリ到着:乗り継ぎとタクシー移動

パリのシャルル・ド・ゴール空港に到着後、スムーズに荷物を受け取ることができました。

その後、予約していたペットタクシーのドライバーも到着エリアで待機してくれており、スムーズにタクシーに乗ることができました(ミニバンでの移動のため車内も広くとても快適でした)。

また、ドライバーさんも猫を飼っており、とても優しいお兄さんだったため安心して移動ができました。

ユーロトンネルで車ごと移動:ついにイギリス上陸!

フランスからイギリスへは、ユーロトンネルを利用して列車で移動しました。

ユーロトンネルに乗車する前に輸出検疫で一度猫を車から出す必要があるのですが、そのお話はペット輸出入の投稿で書きます。

車に乗ったまま移動できるため、私たちも猫たちもリラックスして過ごすことができました。

イギリス到着後は車から出る必要もなく、入国手続き完了しました。

オックスフォード到着:新しいお家に

朝の5時過ぎにシャルルドゴールに到着してから、約8時間程度かかる車での長旅も問題なく、無事にオックスフォードの新居に到着しました!(実はスカイが飛行機で移動中に興奮状態になった際爪が1本丸ごととれてしまい、新居到着前に動物病院に早速お世話になったのですがそれはまた別記事で書きます)

新居到着後、猫たちは少し緊張気味でしたが、当日からすぐにご飯も食べてくれ、トイレも問題なくしてくれました。

空港での注意点:検疫とセキュリティチェック

ペットの海外渡航には、輸出国と輸入国の検疫規定を満たす必要があります。別記事で投稿予定ですが、必要な書類や手続きは事前に確認してください。

まとめ:準備と心構えが大切!

ペットとの海外移住は、準備と心構えが大切です。猫たちのストレスを最小限に抑えるために、事前にキャリーバッグに慣れさせておくこと、機内や空港で必要なものを準備しておくこと、そして何よりも飼い主が落ち着いて猫たちに接することが重要です。

今回の体験が、これからペットとの海外移住を考えている方の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

2024年6月に東京からイギリス オックスフォードに移住。
現地の最新情報を発信していきます!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは!
    大変参考になる記事ありがとうございます。
    私も来月イギリス赴任で猫を連れて行くにあたり参考にさせていただいております。
    1点伺いたいのですが、パリからのペットタクシーはどちらの業者をお使いになり、費用は幾らぐらいでしたか?
    もしよければ教えていただけると幸いです。

    • ゆうとさん、コメントありがとうございます!
      ペットタクシーはPet Moves Abroad(以下リンクご参照ください)という会社を使用し、1,235 GBPでした(CDGからOxfordまでの移動885£ +Eurotunnel利用 350£)。
      会社Website:https://petmovesabroad.co.uk/
      ペットタクシー選びはリロケーションのサービス会社に任せてしまっていたため、他の会社との比較ができていないのですが、Google ReviewやTrustpilotのReviewの評価もとても高いので信用はできるかと思います!
      また、担当の方にもよるかとは思いますが、CDG空港の到着口から車までの荷物の運搬や、イギリスに到着後も病院への立ち寄りから荷物の運びこみまで全て助けてくれましたし、車内もとても清潔で快適だったのでお勧めです!

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